『パルプ・フィクション』(Pulp Fiction)は、1994年のアメリカ合衆国のクエンティン・タランティーノ監督による映画作品。
オムニバス形式でロサンゼルスで起こった犯罪エピソードが展開されるが、エピソードごとの時系列はシャッフルされており、最後のエピソードまでみると時間的な順序がわかる、という当時としては珍しい手法が使われている。
この映画により、サミュエル・L・ジャクソンやユマ・サーマンがトップ俳優の仲間入りをした。当時、キャリアが停滞気味であったジョン・トラボルタが再評価されるキッカケとなった。『ダイ・ハード』以外の主演映画が赤字続きだったブルース・ウィリスも、批評家に好評価された。
1994年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞。その他にも多くの賞を獲得した。